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2018年02月 『「おお!ダメ、こんにちは!」』
先日、龍真(ダウン症と言う個性のある息子17才)とスイミングの練習に行きました。
1時間ほど泳いだ後更衣室で息子がドライヤーの有るコーナーへ1人で行きました。

「おい、管理人は居ないのか!」
と怒鳴るような声が聞こえました。心配になりドライヤーのコーナーへ行って見ると、背の高いお爺さんが怒鳴っていました。
そこにはお爺さんと龍真しか居ません。
私はお爺さんに「どうされましたか?」
お爺さんが「おお!ってわしに言いよるんや。」
龍真は、1度会ったことのある人によく「おお!」と声かけする癖が有ります。その言葉が気に入らなかったようです。龍真からすると喜びの表現のつもりで言ってしまった言葉ではあるのですが、お爺さんからすると、失礼だと感じたのでしょう。
私は、龍真に「おお!では無く、こんにちはって言いなさい。」と言いました。龍真は、お爺さんに「こんにちは!」って言いました。息子の言葉がけによりこのような展開になったのは初めてでした。
恥ずかしい事で有りますが、私は「こんなことくらいで息子を怒鳴りつけるなんて、」と感じていました。
龍真は、全く気にせずその後ドライヤーを済ませて着替えをしていました。
私は何か嫌な思いが心に残ってしまいました。
帰りの車の中で突然龍真が「おお!ダメ、こんにちは。」って私の顔を見て言ったのです。
私は嫌な気持ちが残っていたのに、息子龍真は、成長していたのでした。
息子龍真のたくましさに嬉しくなりました。
お爺さんのおかげやなあって感じました。

お爺さんと龍真に感謝。

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