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2011年11月 『相手の気持ちに寄り添ってみる』
10月の園長便りでは、『お子様の気持ちをしっかり聞きましょう』と言う内容でしたが、実は、大人にとっても非常に大切なことのように感じます。友人、夫婦間、家族、恋人、などなど…。

たとえば、お友達とお話をしていて、Aさんが「主人の実家で○○○でね、とても嫌な気持ちになったのよ。」なんて話し出したとしましょう。
それを聞いていたBさんが「そんなの○○○でしょ。○○○したらどうなの?私なんかもっと○○○なこともあったよ。それからね○○○」等と続くような会話がよくあります。

勿論BさんはAさんのことを考えて言っているのですが、よくよく考えてみると、Aさんは、ただお友達に聞いて欲しいと思っていただけかも知れません。
Aさんはその後にも色々な話を聞いてもらいたいと考えていたかも知れません。
しかし途中からBさんの話にすり替わってしまっています。どうでしょうか。このようなケース、日常的によくあるのではないでしょうか。

出来るだけお友達のお話を最後まで聞いてあげて、お友達が話し終えて、「Bさんならどう思う?」ときてはじめて、「今の話を聞いて私は○○○と感じたよ」と言う具合にするとAさんは、自分の話したいことを全部話せて、さらに「自分の話を聞いてBさんは○○○と感じたのか」と素直にBさんの話も聞くことが出来るのです。
もしここでBさんが「Aさんはもっとこうすればいいのに、それだからダメなのよ。」ときたらどうでしょう。Aさんは自分が否定されたようでなんだか素直にBさんの話が聞けなくなってしまうかも知れません。「もうBさんに話すのは止めよう」と。

このようなことが起こらないように、相手の気持ちに寄り添うことが子供にとってはもちろん、大人同志の関係でも大切なのではないかと感じております。

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