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- 2013年01月 『警察官さんありがとう』
- 先日息子と二人で車に乗っていた時のことです。前方でシートベルト検問をしているのが見えました。
息子はシートベルトをしてくれるのですが、なぜか肩から胸にベルトをするのが嫌なようで、脇の下にベルトをしてしまいます。今までに何度も注意したのですがどうしても治りません。これでは事故をした場合、怪我をする可能性が高くなります。そして検問ではシートベルトをしていないかの様に見えてしまうのです。
そしてついに、やはり検問で止められてしまいました。
私は警察官に「息子には知的障害がありいくら注意しても脇の下にベルトをしてしまいます。どうしたら良いのですか?」と食い下がりましたが、警察官は私に「危険なので正しく装着させて下さい」としか言いませんでした。
そんなこんな警察官と押し問答をしていると、息子はようやく状況を察知してくれたのか急にシートベルトを正しく装着し直したのです。
私は「これはチャンス!」と思い、警察官に「息子によく注意して下さい」とお願いしてみると、仕方がないなぁといった感じでしたが息子に注意して下さいました。 そして違反キップも切られずにその場をしのげ、息子はというと、緊張した顔のままシートベルトを正しく装着していたのでした。
「警察官さんありがとう」
息子はそれ以来、おかげさまでシートベルトを正しく装着出来ております。