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- 2013年05月 『ふりかけ事件』
- 先日朝食の時のことです。ご飯の上に龍真(ダウン症と言う特徴を持った息子)が「ふりかけ」をかけていました。
すると突然妻が、大声で「何してるの!食べてはいけません!」と息子に怒鳴りつけたのです。
妹の娘(8歳)は驚いて椅子から飛びあがり、テーブルから1メートルほどの所へ瞬間移動しているところでした。
息子はというと、訳が分からずキョトンとして口を開けているだけ…
そして「ご飯食べたい…」と小さな声で呟きました。
その白いご飯の上の「ふりかけ」をよく見てみると、透明の綺麗な玉がピカピカと光っているではありませんか。その正体は…なんと海苔の下に入っていた乾燥剤だったのです。
すぐにその乾燥剤のかかったご飯を取り上げ、息子に言い聞かせることになりました。
ダウン症と言う特徴を持った息子は、最近になってやっと器用に薬やふりかけの袋を自分で開けれる様になってくれていたのでした。
そしてなにより、台所から見抜いた妻は流石だと感じ、「ありがとう」と妻に伝えました。