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- 2013年06月 『息子の入学式』
- 龍真(ダウン症と言う特徴を持った息子)が奈良県立養護学校中学部へ入学いたしました。
入学式では、5分置きに奇声をあげる生徒さん、3分置きに暴れだす生徒さん、全く障がい児と感じない生徒さん、何時も楽しそうにしている生徒さん、様々な特徴を持った生徒さんたちがおられました。
6年前に妻とこの養護学校を見学させていただいた時、私たちは正直、様々な特徴の生徒たちに圧倒され、この学校には息子を入れたくないとさえ感じました。しかし6年経った今、その様々な特徴の生徒たちが可愛らしく感じました。
私と妻は「息子のお陰で私達も成長したんだなぁ」と笑顔で顔を見合わせる事が出来ました。
一般的に知的障がい児と呼ばれる子供達の素晴らしい部分(観察力、優しさ、行動力、喜怒哀楽・表現力等)がお陰様で感じられる様になって来たのだと思います。
事実彼らには、健常児とはまた違う良い所があるのです
昔の私は、障がい児と呼ばれている子供達を見て、「可哀想に」「何で?」「きっと何もわかってないのでは?」「見て見ないふり」「手助けしなければ」などなど…
全く何も知らずに勝手な思い込みをしていました。
今から思えば恥ずかしいのは私だったんだなあと感じています。
みんなそれぞれ最高に素晴らしい特徴の持ち主。
もちろん私も、そしてあなたも…