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- 2013年12月 『「6度目の手術」』
- 息子、龍真(ダウン症と言う特徴を持った13歳の男の子)が、6度目の手術を行います。
今回も私が付き添いで、病棟で寝泊まりしています。
病棟へは様々な特徴を持ったお子さま達が、手術を受けに来られています。
そんな中、息子は老若男女問わず誰とでも、関わり合いたがります。
少しでも相手をしてもらえたら、「やった!」とばかりにとことん関わろうとします。
息子は、言葉の発音が苦手なのでなかなか相手に伝わりません。
伝わらないと息子は何度でも同じことを繰り返して言います。
遠目で見ている私は、相手をして下さっている方に申し訳ないので、通訳をすることになります。
息子が「ヂュウジャ、ヂュウジャ、すき」相手の方は、「ヂュウジャ…?」
私が「注射が好き、と言ってます」と言う具合です。
お陰様で私も色々な方々と関わり合いを持つことができるのです。
6度目の手術と息子、そして相手をして下さる方々、ありがとうございます。
手術を1時間後に控えている息子の隣りより(2013年10月25日)