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2014年02月 『笑顔で人生を変えましょう』
私が小学生の頃、父はとても、怖い存在でした。

父の仕事は日本の色々な所で、お話をする仕事でした。
父が何日も居ない事もありましたが、いつ父が帰って来るかまったくわりません。家のガレージに父の車があると「ガックリ」という感じです。車が無ければ、「よっしゃー」という感じです。

ある朝、私が起きると父が庭で盆栽の手入れをしていました。私が父に「おはようございます」と伝えると「声が小さい‼」と怒鳴られました。また ある夜、私が寝床に行こうと父の前を横切ろうとした時、父が凄く怖い顔をして 「待ちなさい!!」と怒鳴るのです。私は硬直して一歩も動けません。私は何かしなくてはと思い、とっさにその部屋を片付けていました。

後で解ったのですが父はただ、おやすみなさい。の言葉を待っていただけだったのです。 今思い出しても、よくもあんなに怖い顔で子供を睨みつけれたものだと思います。 イメージは魔法使いサリーちゃんのお父さんです。事実、私の従姉妹達は、父の事をサリーちゃんのお父さんにそっくりだと言って怖がっていました。

又、私の実家はお寺なのでお客様がいつ来られるかわかりません。子供の頃の私にとって「又、おっちゃん達が家にいる。おばちゃん達が家にいる。」と窮屈な感じがしていました。自宅に居ても常に緊張感が有りました。 そのような環境の中、私はいつしか身につけていたのです。色々な人とのコミュニケーション手段を。
それは、とにかく笑顔!笑顔!笑顔!です。 その方法以外無かったのです。

今現在もとても役に立っています。
初めて会う方にも常に、笑顔。笑顔。笑顔という具合です。それが自然に出来るのです。自然に出来なくてはいけません。 幼少の頃から、身に付けた自然な笑顔。 これは、世界共通の最強のコミュニケーションツールなのです。 幼少期の私の環境は、辛い部分もありましなが、そのお陰で身につきました。

私は朝起きると子供達に、《ニコッ》と笑顔で挨拶します。
仕事から帰ってきて、《ニコッ》
この《ニコッ》だけで、家庭の雰囲気が良くなります。
会社でも《ニコッ》
笑顔で人生を変えましょう。

そして幼少期の厳しい父に感謝感謝。

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