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2010年12月 『ダウン症という知的障害児に恵まれて〜その3〜龍真に教えられたこと』
龍真が小学1年生のとき、ある生徒が泣いていて、周りに人だかりが出来ていました。しばらくして、龍真はその生徒の前にそっと歩み寄って、ポケットからハンカチを出し泣いているその頬を拭いながら「大丈夫?」と優しい言葉をかけてあげたそうです。当時の担任の先生から「その瞬間、周りの雰囲気が急に温かく、とてもいい感じに変わりました。そしてやさしい笑い声が聞こえてきました。」と聞かされました。

私は最近障害と言う言葉は不適切と感じています。障害だなんて本人に失礼にも思います。障害ではなく特徴であると感じています。不得意なところも、とても多いですが、それを補って余り有るほどの素晴らしいところもあるのです。

私はこのように考えています。特徴とは、柔らかいボールのようなもので、指で押すとボールはへこみます、その分どこかが膨らみます。へこんだ部分が不得意なところで、膨れたところが、素晴らしいところ。ボールは丸い形ばかりでなくても良いのです。 へこんだ部分も、膨れた部分も全て受け入れる事が出来れば良いのだと。

子供も大人も障害者も健常者もみんな同じく素晴らしいのです。

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