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- 2015年02月 『ウォークマンの奇跡!?』
- 歳を重ね、奇跡を感じることが久しく無くなりました。
先日、いつもの様に息子(ダウン症と言う個性の)が庭で自転車を乗り回しておりました。何周も何周も永遠と走り続けるのです。大好きなウォークマンを前かごに入れ音楽を聞きながら…。
庭に干してある洗濯物を避けながら池の近くを通った時、「ガッチャン、バャシャン」と聞こえました。
池に落ちたのです。私は息子の心配よりも「又、ウォークマンが…」と叫んでしまいました。
(1年に2度は池にウォークマンが落ちて水没するのです。)
息子は自分で自転車を引き上げていましたが、黒いウォークマンは池の底に有りました。息子はやってしまったと言う様な表情でウォークマンを見つめていました。
私は呆然として動けませんでした。
しばらくして近くにいた娘が虫取りあみで底にあるウォークマンをすくい取りました。 私の経験からは、水没したウォークマンを分解して完全に乾燥させ復活する可能性は約30%です。
「ウォークマンが鳴っている!」って娘が叫びました。
「奇跡や、」と私は叫んでしまいました。
なんと今回は、水没前、水没中、水没後、と音楽が鳴り続けていたのです。しかもその後も何の支障も無く使用出来たのです。
息子が自分で自転車を簡単に引き上げる逞しさと、娘の冷静な対応に成長を感じました。
感謝感謝…
いつの間にかウォークマンも防水機能が付いたのでしょうか…?
2014年11月30日の出来事でした。